ガイアみなまた

私たちは「ガイアみなまた」を1990年に設立しました。
93年には有限会社として法人化し、現在に至っています。
私たちは70年代半ばから水俣病問題をきっかけとして水俣に定住し、被害者の社会運動を応援してきました。 とはいえ、それぞれの問題意識には幅があり、訴訟や交渉ごとをお手伝いしながらも、自分はなぜ水俣に住み続けるのだろうと、 自問する日々でした。
ただ共通して抱いていた思いは、自分たちの生活のしかたを考えることが、 水俣病を引き起こした社会の仕組みを考える上でとても大切だということでした。
試行錯誤の中から、水俣病患者運動の中で知り合うことができた被害者家族とともに、 農薬を減らした甘夏栽培(生産者グループ きばる)を始めました。 さらに甘夏を加工してマーマレードを製造し、周辺の価値ある商品を紹介、販売しながら生計を立てる道を選びました。
細々ながら、今も自分たちの生活を楽しみつつ水俣に暮らし続けています。

水俣について

水俣市は熊本県の最南端に位置し、人口はおよそ2万8千人。
穏やかな不知火海と矢筈岳を中心とした山々に囲まれた自然豊かな町です。
甘夏やしらぬいなどの柑橘類、サラ玉(サラダたまねぎ)、寒漬けなどの農産品の他にも、 不知火海で獲れる魚介類も有名です。海の「湯の児温泉」、山の「湯の鶴温泉」と温泉地にも恵まれ、 風光明媚な別天地と多くの方々に絶賛されます。
水俣の風景といえば、春は湯の児海岸沿いに並び咲く満開の桜、その桜の花のトンネルは市民のお花見の場所となります。 夏のみかん山は活き活きとした木々の緑が青く輝く不知火海に映えて美しく、秋の夕日はその海をあかね色に染めます。 冬の収穫時期になると山々がみかんで黄色に変わり、四季折々に私たちの目を楽しませてくれます。
この自然をいつまでも残していくために、水俣は、水俣病の経験に学びながら環境モデル都市として街づくり を進めようと活動しています。